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アークデーモンに、植物の蔓で話せないように口を塞がれ、両手を後ろ手に縛られた魔術師の男性と魔力量が多いということで死体として保存していた人間を引きずりながら現れて
「ガルァ」
「あぁ、ありがと。
じゃあ、話せないだろうけど自己紹介はしておくね。
僕は...ゼロ、よろしくね。」
アークデーモンに引きずられてきた男がキッと睨み付けてくれば、それさえも気にしないでニコニコと子供特有の無邪気な笑みを浮かべながら自己紹介をして
ゼロ「アークデーモン。そのまま、そこに居ろ。
これより、合成を始める。」
『これより、合成を開始します。
素材となる方々以外は巻き込まれないように魔方陣から離れてください。
......それでは、開始します。』
ゼロの言葉に真っ黒い水晶の迷宮核が反応すれば、アークデーモンと魔術師を中心に黒色の魔方陣が現れゆっくりと素材となるものを飲み込み、暫くすれば黒い霧を吐き出しながら魔方陣の中から魔術師が着るローブを身に纏った蒼髪紫眼でモノクルをかけた青年が膝まずいていて
ゼロ「君は、誰?」
まず、その姿を見てからかけた言葉はその言葉で
「私は、闇師のレリュークと申します。」
ゼロの問いかけに頭を下げたまま青年は答え、ゆっくりと立ち上がれば柔らかな笑みを浮かべて
ゼロ「そう。レリューク、君にはクランザの補佐として働いてもらう。
そして、クランザは筆頭魔術師兼覇王相談役にする。
ガラハットは、覇王近衛騎士長兼覇王軍騎士団元帥に任命するよ。」
レリュークの答えに、聞いたにも関わらずあまり興味を示さないで簡素に返してからレリュークへの指示とクランザとガラハットの役割を与えて
クランザ「承知しました。
その、期待に応えましょう。」
ガラハット「素晴らしき軍にして見せましょう。」
レリューク「覇王様の命とあらば喜んで従います。」
それぞれ、返事をしてからクランザはレリュークを引き連れて村をどのような手段で、最大の利益を生みつつ手中におさめるかを話し合うために部屋からでていき
ガラハットは、ゼロに膝の上に座られているためにゼロの頭を鎧に包まれたまま優しく撫でており
ゼロは、始めての合成だったため疲れたのかクランザたちが居なくなった頃にはウトウトしはじめ、頭を撫でられれば直ぐに眠りについて
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