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追っ手が来ない間に分かったことは
①ダンジョンである
②帝国の隠蔽したいものたち死体置き場
③ダンジョンマスターが居ないのに起動しているコア
このくらいだ
ガルミグ「さて、どうしたものか...。」
『うぬは、誰だ?』
ガルミグ「…!?」
私は、その場から飛び退き声がした方を見る
そこには、半透明の老人が立っていた
私は、突如現れた老人に警戒しながら尋ねた
ガルミグ「貴様は?」
『儂か?儂は、ただの死んだ老いぼれじゃ。』
そう答える半透明の老人は寂しいそう微笑み死体の山へ近寄る
すると、いきなり死体の山の回りに魔方陣が現れると同時に
「ここにいやがったか!!」
「逃がさねぇぞ!!」
「帝国のために死んでください!!」
などと叫びながら私の元部下と帝国の勇者が私が入ってきた場所から入ってくる
『ん?あぁ、丁度良いところに勇者が来ましたね。
申し訳ないがあの勇者弱らせて下さらぬか?』
ガルミグ「なに?...やってみよう。」
そう言い私は、深手をおった箇所に気を付けながら愛剣に手をかけて構える
『それでは、儂は続きを遣らせて頂きましょう』
そう、老人な呟き魔方陣に近づき何やら呪文を唱え始める
聞いたことのない言葉だ
古代語か?...それよりも、私は目の前のことに集中せねばな...
どれくらい打ち合わせただろうか
部下だった者たち3人は既に虫の息で戦闘不能
転生者らしき勇者は、いまだにピンピンしている
逆に私は、一撃でも重いのを食らえばもう動けなくなる
あのじいさん、早く終わらんのか?
『儂の方は終わったぞ。早く弱らせてくれんか?』
ガルミグ「注文の多いじいさんだ。」
じいさんも準備が終わったらしく魔方陣から黒い霧が立ち込め死体の山を覆い隠し、何かを待ち望んでいるようにゆらゆらと揺れているのが見える
私は、再度愛剣を構え直し勇者に対峙する
そして、一気に駆け出す
殺られればそれで終わりだ
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