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終わった
私は、左腕が無くなり更には右胸から左腹に向かって切られた
しかし、勇者も利き腕と利き脚を使い物に出来なくした
そして、弱ったのが分かったのか黒い霧が勇者を包み魔方陣へ引きずり込む
『む...魂と血が足りぬな。
のう、お主少し分けてはくれぬか?』
いきなり、何を言い出すんだこのじいさんは...魂と血が足りないだと!?
はぁ、もう死にかけの命だ好きにすれば良いさ...
ガルミグ「勝手にしろ。」
『それでは、貰いますぞ。』
じいさんが、俺に手をかざし何かを呟けば何だが大事な物が半分くらい奪われたような気はがした
そして、傷口から流れる血も赤い球体になりじいさんの手に収まる
そして、魔方陣の中に入れれば変化が現れ黒い霧が晴れれば中から異形の人間のような者が立っている
見た目は、程よく焼けた茶色いは肌、目は血のような真紅、髪は漆黒で毛先が金色、長さは襟足付近で程よく切られ顔たちも肌の色のお陰か渋い感じはするが整っている、体格もガチムチではないが確りと鍛えられていて2m近くはある長身。
これだけなら、普通の冒険者みたいなもんだ。
しかし、こいつは、後頭部付近からは羊のような角、外側に捻れた角、枝分かれした角、後方へ伸びる角が1対ずつの4対生え、背中には種類は様々なだが10対ほどの漆黒1色の翼、焼けた茶色い肌からは爬虫類、魚類の鱗、獣の毛、鳥類の羽毛が所々生えているのが奇妙だ
極めつけは......裸な事だ
『ピー、ピー、本来のダンジョンマスターが誕生しました。
これにより、ダンジョンマスターの権限を霊体の老人から誕生した男性へ移行します』
ん?...は?
あの、老人はダンジョンマスターだったのか?
...まぁいいか。
『ダンジョンマスターの精神が現状幼いため容姿を精神年齢に合わせます。
それにともない、ダンジョンマスターを守護する者を作成します』
その言葉と共に、俺の意識は途切れた
ガルミグside end
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