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題名
「おまえらなんか好きになってたまるかよ!」
普通の公立高校に通う主人公(男)。
特に特徴もなく大勢に紛れてしまう位の普通な人物。
実は同じ高校に通う女子生徒のことが好きだがなかなか話せずにいる。
ある日そんな主人公の下駄箱にラブレターが入れられていた。
ラブレターには「放課後屋上で待っています。」と書かれているだけで主人公は冷やかしではないかと思いつつ放課後屋上へ向かう。
そこにいたのは校内でも美少女と評判されている同級生。
自分とは真逆の面識のない人物であるため主人公は戸惑いを隠せずにいた。
戸惑う主人公を他所に美少女はどんどん距離を詰めてくる。
そして美少女は正面にくると顔近づけて言った。
「あなた‥私を好きになりなさい!」
主人公はいきなりの出来事に戸惑うが自分には好きな人がいるため何も言わずにその場から逃げた。
この日を境に主人公の生活は一変し始める。
次々と現れる面識のない美少女たちに「私を好きになりなさい!」と迫られる主人公。
実は4人の美少女たちは人間界とは別に存在する魔界で行われている魔王の息子の婚約者‥つまり王妃の座をかけた争奪戦に選ばれた時期王妃候補者だというのだ。
しかし、魔界の息子は産まれたときに魔王が人間界に転移させたので探しだして相手を好きにさせてみろというらしい。
そしてその魔王の息子が主人公だという。
いきなり告げられる事実に理解が追いつかない主人公。
ただとてつもなく面倒なことに巻き込まれているのだけは分かる。
あの手この手で主人公を誘惑する美少女たち。
争奪戦の中で主人公はそんな少女たちの心の闇に触れていく。
何故彼女たちは王妃になりたいのかを主人公は知る。
そして争奪戦の裏で暗躍する魔界の魔の手が主人公を襲う。
そんな4人の美少女たちに迫られた主人公は4人に顔を向け、大きく息を吸い、中に入った空気を出して腹の底から叫んだ。
「おまえらなんか好きになってたまるかよ!」
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