アイディア3

3/3
前へ
/19ページ
次へ
しばらくすると紅い鎧の男は高度を徐々に下げて地面に着地し主人公たちを降ろした。 そして一言。 「お礼はいらないからな。みんな心配しているはずだから早く大人たちの元に行くんだ。あとくれぐれも俺のことは内緒にしてくれよ。それじゃあな。」 そう言って主人公たちの頭を撫でると紅い鎧の男は背を向けて歩き出す。 「待ってくれよ!おじさんは何者なの?内緒にするからそれだけ教えてくれよ!」 何も分からないままでは不満な主人公は紅い鎧の男に向かって叫んだ。 「俺か?そうだな、俺は‥‥‥」 この出来事から7年後。 主人公は高校2年生になっていた。 だが主人公たちの環境は大きく変化していた。 4年前に両親と父の兄にあたる叔父さんがそれぞれ異なる事故で亡くなってしまっていたのだ。 あてもなく主人公たちは両親が残した家と財産でなんとかやりくりをしていた。 主人公は2人の妹のためにバイトを掛け持ちでするもそれでも生活は苦しくなる一方だった。 今までは幼馴染みの兄妹たちの助けでなんとかなっていたが‥そろそろ限界にきている。 「なんとしても妹たちには幸せになってほしい。 そのためなら俺はなんだってしてやる!」 だがそんな意思に反して現実は非情であり何の解決の糸口さえ見出せずにいた。 そんな主人公がある日道端で拾った謎の高額バイト募集のチラシから物語は始まる。 妹たちに危険だからと止められるがなんとか説得しバイト募集の面接を受けることになった主人公。 色々なアクシデントが起こるものの面接に受かったバイト先はなんと‥! 元悪の組織が運営する正義の味方育成機関だったのだ! 主人公は正義の味方のインストラクターとして悪役になり正義の味方と戦うことになった。 主人公たちが担当する正義の味方は5人の魔法幼女!? そして魔法幼女たちが主人公のプライベートまでやってきて大変なことに! どうする主人公!? 妹たちのために悪に染まるのか! そして主人公はインストラクターを通して能力に目覚めた少女たちの悲しみを知る。 正義の味方育成機関の真の目的。 4年前の事故の真相。 育成機関指揮官の悲劇。 グレンカイザーの謎。 全ての真実が明らかになるとき主人公は紅き鎧をその身に纏い戦う。 「紅蓮換装!超戦士グレンカイザァァァァァァァァ!」
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加