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ふふふ・・・、と兄嫁は思い出し笑いを漏らす。
「怪訝な顔をするあの人を
追いかけて、押しかけて、追い詰めて・・・
やっと、うん、と言わせたの。
高校2年だった。
もう修行を始めていて、いつも忙しかった。
だから、
ろくにデートなんてしたことなかった。
それでも、あの人が私の彼だというだけで
私は舞い上がる程、毎日、幸せだった。」
でもね、と兄嫁は苦笑する。
「あの人は付き合って何年たっても
成人しても、私を求めようとはしなかった・・・」
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