第2話

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「山田、放課後オレに付き合え」 唐突だった。 この流れからそれ言う?って感じで、思わず俺も頷いてしまった。 「別にいいよ」 あくまでポーカーフェースを崩さずになんともない仕草で昨日とはやはり雰囲気が違う。 放課後ってことはまた昨日みたいな菅くんが見れるのだろうか。 「いいなーおれもおれもー」 「却下に決まってんだろ」 「ぶーぶーケチ」 「ケチで結構だ。お前に優しくしたところで何の得もねえ」 「まあ確かにそれは否定出来ない」 納得しちゃうんだ、そこ。
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