第3話

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「じゃあ俺はバナナチョコデラックスパフェで~山田くんは何にするんすか?」 「て、なんでファミレス?」 「そんなの俺がパフェを食べたかったからに決まってるじゃないっすか!ほらほら、山田くんも選んで~お姉ちゃん困ってるっすよ」 散歩はじめて5分経たない間に俺は何故かファミレスに来ていた。そんで喫煙席に連れてかれると席に着くなり店員を呼ぶ塚本くん。 そんで気付いたら今を迎えていたわけで、散歩はすぐに終了していた。 「えっと、じゃあハーフポテトを」 「はい、ご注文は以上でよろしいでしょうか?」 「いいっすよーあ、あとドリンクバー2つ」 「はい、それではバナナチョコデラックスパフェ1つとハーフポテト1つ、それからドリンクバー2つでよろしいでしょうか?」 それに塚本くんは大きく頷くと店員さんはメニューと共に行ってしまった。 俺、今は塚本くんと2人っきりでファミレスいるんですけど。なんでこんなことになったんだ? 友達、ではない。この異様な空間は正直気まずい。 「山田くん、ジュース取りに行くっすよ」 「あ、はい」 か、帰りたいんですけど。
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