第3話

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とりあえず俺が言いたいことはひとつ! なんでこうなった!!! 「塚本、テメエこいつになんかしたんじゃねえだろうな?」 「ちょいちょい、良くん!こんな天使な僕がそんなことするわけないっすよ」 「黙れ、人間のクズが。悪かったな山田、このアホが迷惑をかけちまって」 菅くんが隣にいます。 あれから数分で気だるげな菅くんが来てまずは塚本くんにゲンコツを一発。そんで不機嫌マックスのまま今に至るのである。 ショボンとした塚本くんはそれでもパフェを食べ続けながら「この人人間のクズ呼ばわりする」と哀しんでいる。 「俺はへーき、てか塚本くんのが心配」 「は?こんな奴自業自得じゃねえの?つか、そもそもオレが怒るの分かってやってんだから元凶コイツ」 菅くんが塚本くんをこれでもかと指をさす。 たしかに! そもそもさっきの写メを送らなければ菅くんは来なかったし俺たちが会ったいることも知ることはなかった。ホントに元凶は塚本くんじゃん。 「だからってゲンコツはないっす!もしも良くんのゲンコツで俺の頭が割れたら責任取れるんすか!」 「お前ってゲンコツで頭割れんの?」 「それもそうっすね」
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