僕の存在意義は、君に還る

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ねぇ、僕はここにいるよ? こんなに近くで何度も叫んでるんだよ。 だから、お願い。 僕に気付いてよ。 この世界で僕を知ってる人なんてほとんどいなくて、君が気付かなかったら、僕は形さえ消えてしまう。 ねぇ、僕に気付いてよ。 僕を呼んで、そして僕に触れてよ。 こんなにそばにいるのに、どうして言葉は君に届かないんだろう。 ねぇ、気付いたら手をふってみせて。 あの日の君の言葉だけを胸に、僕は今も君を呼んでいるから。
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