第1章

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『こんにちは』 唐突に送られてきた、未登録のアドレスからのメール。 不審に思った矢先、同じアドレスからの新たなメールがくる。 『はじめまして』 誰だろう。身に覚えがない。そう思う間に新たなメールが送られてくる。 『ずっとあなたのことを、みていました。』 『あなたも僕をみていましたよね?』 『僕とあなたは運命で結ばれている。』 『白石愛美さん、僕、あなたのことが好きです。』 『ねえ、なんで返信してくれないんですか?』 『あなたのことなら何でも知っているんです。』 『あなたを理解してあげられます。』 次々送られてくるメール。 鳴り止まない着信音。 10分後にそれは百件にもなっていた。
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