第1章

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恐る恐る携帯を開く。 みてはいけない。本能が危険を告げていた。 それでも私はメールをみてしまった。 『どこに行くんですか?あなたが私を見つけられないようなので私があなたのところにいきますね。』 「いやっ……!」 いやな予感がした。 そして続く着信音。 『みぃーつけた』 ズブッ…。 お腹に感じる違和感。下を向いた私がみたのはお腹から飛び出る包丁の先だった。 その瞬間、痛みが私を襲う。 「アァァーッ…!」 視界が赤に染まった。
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