第1章
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ただそれだけならばこの話はする必要すらなかっただろう。だが、その日から僕の周りで異変が起き始めた。 夜道で1人になると後ろから冷たい視線を感じたり、家に帰ると家具の位置が少しずれていたり、奇妙なことが立て続けに起こった。
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