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恋をして
こんなにも
ツライ想いをするくらいなら
もう2度と
恋なんてしたくない。
そう思った瞬間
いきなり
私の目の前に現れた人---。
「何言っ」
「……何って、そのまんまの意味だけど?俺がお前自身も、チョコももらってやるって言ったんだ」
「……っ!」
ふわりと
腕を引っ張られ
抱きしめられた次の瞬間
私の唇は
目の前にいた
相手によって奪われていた。
「……」
「覚悟しろよ。俺、一度狙った獲物は必ず手に入れるから。」
神様のイタズラ?
プツンと
切れたばかりの
私の運命の赤い糸は
この人物へと強引に。
けれど
確実に彼へと
手繰り寄せられていった---。
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