貴方と私を繋ぐ運命の赤い糸

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真剣な表情を 浮かべる雅紀さん。 けれど やっぱりどこか 彼の顔には不安が見られる。   そんな 彼の抱いている 不安を取り除きたくて 私の 身体を抱きしめる 彼の 腕をそっとほどき 正面から彼へと抱きつく。 不安を取り除くには たしかに言葉も大切かもしれない。 でもね こういう時だからこそ 相手の温もりが 言葉と 同じくらいの 力があるってことを 彼と過ごす日々の中で 私は何度も何度も身を持って実感した。 「私は、雅紀さんからのプロポーズを受けたけことに後悔なんてないです。むしろ、私を選んでくれたことに感謝してるくらいです。」 「……」 「それに……私を手放したりなんて、そんなこと考えないでください。」 「……」 「ずっと、こうして、アナタの傍にいさせてください……」 私の残りの人生 すべてをかけて アナタを幸せにすると約束します。 だから これからも ずっとずっと 雅紀さんの傍にいさせてください------。  「……俺さ、お前のそういうとこ、すげー好き。」 「……っ!」 何度言われても 聞き慣れることない 彼からの"好き"って言葉。 きっと これから先 何年経っても変わることなく 彼からの言葉に 胸が高鳴り続ける、そんな気がした……。   .
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