1.ワールドsacrifice

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俺は弟妹を抱き寄せた。 「ごめんな、全部俺が悪いんだ」 「そんなニイは悪くないよ!」 「おニイも被害者じゃん!」 「……ありがとな、二人とも」 そして俺は最初から使えたかのように自分の寿命を削った。 『世界転移』 能力を得た俺達は別の世界を選んだ。 すると、丸く暗い穴に飲み込まれた。 それと同時に地球は滅びた。 青い海、緑の森、銀色の文化、もう俺には見えることがない色だけど、俺は地球を壊して違う世界を選んだ。 それがどれだけ許せれざることか、わからないけど俺は命に代えても弟妹を守る。 そのぐらいの我儘ぐらい、いいだろ。 俺の世界に光が広がった。
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