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地震が止まり急いで家を出る準備をした。
原子爆弾がここからそんなに遠くない所で起きたのだ、放射線の心配をしないといけない。
気絶している二人にバイクのヘルメットを被せて、自分も被った。
父さんがバイク好きでヘルメットを沢山持っていた。
流石に中学生二人をおんぶするほど俺は強くないので、車に乗せた。
前もって言うが俺はまだ高校生だ。
こんな事態に違法とか言ってられないだろう。
瓦礫で道が埋もれているかと思っていたが、小さい車のおかげで運良く街を出た。
「………ここは?」
「起きたか神居、神奈」
「おニイ……ここは?」
「今、街を出た所だ。もうすぐお父さんお母さんの研究所につく、もう少し待ってろ」
「ニイ車、運転できたの?」
「まあ、散々警察から逃げるゲームをしていたからな。感でなんとかなる」
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