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ところが、全然大丈夫ではなかった。
電信柱が倒れたり鳥が落ちたりと次から次へと障害物が降ってくる。
何度か肝を冷やしたが不思議と緊張感や恐怖を感じられなかった。
やっとの思いで研究所について、車を適当に止めた。
東京ドームが2個分と、巨大な研究所で父さん達は働いている。
一体なんの研究をしているかは知らない。
研究所の玄関につき、父さん母さんはあっさり見つかった。
死体となって。
「ッ!?見るな二人とも!」
「お父ちゃん、お母ちゃん!」
「うわぁぁぁん!」
一歩遅く二人は親の死を前にして泣き出した。
一体どうしてこんなってしまったんだ。
今まで平和だったのに。
俺の中で何かが引っかかった。
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