第1章

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(なんだゆりったら、本当に好きなんだ こっちが恥ずかしくなるくらいじゃん) 差出人: 山崎さつき 宛先: ゆり ………… ゆりって、意外とピュアだね\(//∇//)\ ……… 差出人:ゆり 宛先: 山崎さつき ………… …意外とピュアだねって 私はいっつもピュアだからね! 真っ白だから! ……… 差出人:山崎さつき 宛先: ゆり ………… wwwwwwwwwε-(´∀`; ) ……… 差出人: ゆり 宛先:山崎さつき ………… 笑うなー! はぁ、で…付き合って2年くらい経ったときに、親に結婚しろって言われたって、言ってきたの そん時はふざけんなって思ったけど もしかしたら私がどう行動するか試してたのかなぁ? ……… (結婚…かぁ ゆり確か、どうすればいいかわかんないって、言ってたな) 差出人: 山崎さつき 宛先: ゆり ………… うーん、試してた…ねぇ ちょっとよくわかんないけど ゆりはその時どうしたの? ……… 差出人: ゆり 宛先: 山崎さつき ………… うん、その時は… うちの父親も同性愛に否定的なこと思い出して あー当たり前のことか…って思った もうそろそろ年齢的にもあっちの親も孫みたいんだろうし 私といる限り見られないからね だから… お互いのためっていうか、もう自分のエゴで別れた その後、やっぱり嫌だって彼女から泣きながら連絡が来て… 今考えたらかなり愛されてたのかも でも彼女の幸せのためだって、勝手に思って、拒否した まぁ…その後わたしも号泣ですよ こっちだってね …本気で好きだから それでね、もしなんだけど…もしもあの時 私が…もう一度やり直したいって言ってたらどうなってたんだろう …もしかしたら、彼女は私がそう言うのを待ってたのかもしれない でも子どももできないし、親とも絶縁して、二人で暮らして幸せになれたのかな 私はまだ学生だし、そんなにうまくいく話なのかなって …そう思うと踏みきれなかった。 二人で一緒に死んでもきっと幸せになれない 世間に白い目でみられて、好奇の目にさらされて、結局は頭の病気ってことにされちゃうんだよ、きっと ………
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