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(ゆり…やっぱり思い詰めてるじゃん
明日学校行ったら、ちゃんと泣かせよう。
涙、すごく我慢する子だから…)
差出人: 山崎さつき
宛先: ゆり
…………
そんなことないって!
私はゆりのこと変だと思ったことなんて一度もないよ
死ぬとか言わないで
最近は認めてくれる人多いって聞くよ。
それに、私はその彼女さんとより戻すのだってまだ間に合うと思う。
………
差出人: ゆり
宛先: 山崎さつき
…………
あはは、優しいんだから
さっちゃんみたいな人ばっかりならいいけど
やっぱり彼女は好きでもない男と付き合わされて、子どもを産まされるんだ
もし私が男だったら彼女を攫って
…いや、何言ってるんだろう
そんなの無理に決まってるのに
なにが彼女にとっての幸せだったんだろう
私といて差別を受けるのと、
今までと変わらない生活をしつつ、子どもを産んで真っ当な人生を歩むこと
どれが正解なんだろう
わたしは本当に大切な人さえも失ってしまったんだね
バカだねぇ
せめて好きだって伝えたかった
もう遅いけど
本当に手放したくない人ができるとさぁ
どんどん嘘が上手くなって本当の気持ち、伝えられなくなっていくんだよね
なんてね…
ごめんね
こんなこと言われても迷惑だよねー
でもこんなこと言えるのさっちゃんしかいないし…
さっちゃんがより戻せると思うなら、戻せるかな…
………
(ゆり?
なんか、変だよ
どうしたの
まだそんなに思い詰めるほどじゃないはずなのに…)
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