第1章

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キーンコーンカーンコーン ________ 「あのぉ、どこ中出身ですかぁ?」 「良かったら、連絡先交換しません??」 私達はトイレでメイクの最終チェックをして "彼"に話しかけた。 すると彼はニッコリ笑い 「うーわお、すごい厚化粧だね、キミら。スッピンが見てみてーわ」 ……………………は? 彼はニッコリとした笑顔で言った。 「んー、あんま俺の好みじゃねぇけど、まぁいっか!名前はなんてゆーの?」 ピキッ なんじゃこいつはああああああああああああ!!!!! 私は無言で固まってる海を連れてその場を逃げ出した! ドタドタドタッ 「おいおい、慎也お前ひでぇな、結構可愛かったじゃん?あの2人。」 「俺あんまギャルが好みじゃねぇんだよな、わかる?」 「ぶはっ!わかんねぇよ!そんなチャラい容姿しといて!?」 「容姿は関係ねぇだろ」 __________ 「なんっなの!?アイツ!!」 私たちは屋上に来ていた。 「あんな事言われたの初めてだから海固まっちゃたよ」 海が心底ビックリした顔で言う。 「大っ嫌い!あんなヤツ!」 私は怒りが収まらずに 叫ぶ。 まさかあんな性格だなんて 少しでも期待した私がバカだった 「もう~、隼人に報告しよ~」 そう言って海は電話をかけはじめた。 隼人とは海の彼氏だ。 ……くそぅ。私も彼氏ほしい。 あの性格悪いイケメンは諦めて ほかにイイ人を探そう (外見で人を選ぶもんじゃないな) 心だよ心! そう思い私は空を見上げた。
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