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キーンコーンカーンコーン
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「あのぉ、どこ中出身ですかぁ?」
「良かったら、連絡先交換しません??」
私達はトイレでメイクの最終チェックをして
"彼"に話しかけた。
すると彼はニッコリ笑い
「うーわお、すごい厚化粧だね、キミら。スッピンが見てみてーわ」
……………………は?
彼はニッコリとした笑顔で言った。
「んー、あんま俺の好みじゃねぇけど、まぁいっか!名前はなんてゆーの?」
ピキッ
なんじゃこいつはああああああああああああ!!!!!
私は無言で固まってる海を連れてその場を逃げ出した!
ドタドタドタッ
「おいおい、慎也お前ひでぇな、結構可愛かったじゃん?あの2人。」
「俺あんまギャルが好みじゃねぇんだよな、わかる?」
「ぶはっ!わかんねぇよ!そんなチャラい容姿しといて!?」
「容姿は関係ねぇだろ」
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「なんっなの!?アイツ!!」
私たちは屋上に来ていた。
「あんな事言われたの初めてだから海固まっちゃたよ」
海が心底ビックリした顔で言う。
「大っ嫌い!あんなヤツ!」
私は怒りが収まらずに
叫ぶ。
まさかあんな性格だなんて
少しでも期待した私がバカだった
「もう~、隼人に報告しよ~」
そう言って海は電話をかけはじめた。
隼人とは海の彼氏だ。
……くそぅ。私も彼氏ほしい。
あの性格悪いイケメンは諦めて
ほかにイイ人を探そう
(外見で人を選ぶもんじゃないな)
心だよ心!
そう思い私は空を見上げた。
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