第1章

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おっす!俺の名前は涼宮壱哉! ここら辺じゃ有名なヤンキーだ! 喧嘩では負けた事ねぇし 顔だって そこそこイケメン ……………のばす! 運動神経だって普段の喧嘩のおかげでバツグンだ! ……だがまぁ、学校の授業をサボりまくる性で頭はそうとうバカな訳で… 「壱哉!アンタの馬鹿さにはもう怒り通り越して呆れたわ!というわけで……」 「というわけで………?」 呆れ顔の母に恐る恐る問いかけると 「家庭教師を呼びました!!!」 かっ……… 「家庭教師ぃぃぃぃぃ!!?」 なっ、なんだとおおおお!!? ちょっと、まって、くれ、 家庭教師ってあれだよな? 家に押しかけてきてまで勉強を教えてくる…… 「何勝手なことしてんだよババア!ざけんな!」 俺は母に向かって叫ぶ 「ババア!!?アンタって子は本当にもう!家庭教師には言葉遣いも教えてもらいましょう!」 母も鬼の形相で叫ぶ くそっ!家庭教師のことはまぁもういい! それより! 「おいっ!家庭教師、いつから来るんだよ!」 「明日から毎日よ!ちゃんと家にいるのよ!」 な、なんだと!? 「ちょっと、まってよ!明日は彼女が家に来るから無理だ!」 そう。俺には彼女がいて、ソイツとの約束があるのだ。 「彼女ぉ!?この間別れたって言ってたじゃない!?より戻したの!?」 「い、いや。新しい奴だけど」 俺は目をそらし言った すると母はまたもや鬼の形相で 「こんの、タラシ息子が!女の娘をとっかえひっかえしないの!」 「しょ、しょうがねえだろ!女がよってくんだからよ!とっ、とりあえず明日はムリだからな!」 俺はそう言い残しその場を去ろうとすると 「無理よ!もう決まった事なんだから!彼女には断って起きなさい!」 はぁァァァァ!? 「ふざけっ_」 「分かった?」 母が殺気をこもした目で言ってきた くそっ!負けた! 俺は舌打ちをしてその場を去った。
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