第1章

6/7
前へ
/7ページ
次へ
「わかった」 家庭教師はそう言うと部屋から出て行った。 おおっ!ちゃんと言う事聞いてくれた! いやー、良かった良かった! んじゃ、タンスから服と下着取り出して… よし、1階の風呂場に向かおう。 このベトベトの下着とズボンは自分で洗濯しなければ めんどくせーなと思いながら部屋から出た。 「はは、お前こっから見ても分かるくらいズボングチョグチョじゃん」 ……………!? ぐおおおおおおおあああああああ!! コイツ!俺の部屋の前にいやがった!! 「は!!?ちょ、お前はリビング行ってろよ!!」 俺は下半身を手で隠し、慌てて叫ぶ。 「いやよ、よく思ったらお前がイったのは俺のせいだし?洗うの手伝おうかと思ってよ。」 「遠慮します」 俺は家庭教師の言葉に即答した。 コイツと風呂にはいるなんざ そんなのもう危険に決まってる。 「良し、じゃあ風呂場行くか 。」 「え」 グイッと俺の手を引いて風呂場に向かい出す。 コイツ俺の話聞いちゃいねぇよ!! 掴まれて引っ張られている腕の痛さに、顔をしかめながらも 俺は渋々風呂場に向かった。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加