prologue

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この世の中には運のいいヤツ、悪いヤツ、またはどちらでもない平凡なヤツがいる。 裕福な家庭に生まれれば、それは周りから見れば幸運な部類に入るだろうし、貧乏な家庭に生まれれば、不運を感じるかもしれない。 平凡な家庭に生まれた俺は、平凡な運を持っていたのだろう。 平凡的に地元の中学を卒業し、平凡的な地元の高校に進学した。 そんな俺の平凡的な日常は、ある日を境に一変するのだった。 今思えば些細なきっかけだったのだろう。 偶然であれ、必然であれ、俺は幸運を掴んだのだった。
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