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ジリリリリリ
目覚ましが鳴る。
俺は幸せな眠りの世界から、強制退場させられた。
毎朝のことだが、何故朝は来るのだろうか。
眠りは至福の時だと考えている俺にとって、強制的に起こされる朝は苦痛以外の何者でもない。
しかも今日は月末会議だ。
今年度初だからと新しい部長は張り切っている。
面倒くさいったらありゃしない。
いっそのこと、大地震でも起きて電車止まってくれないだろうか。
寝起きでボーっとしている頭でそんな不謹慎なことを考えていると、再び目覚ましが鳴る。
最初の目覚ましから、5分経ったのだ。
俺は嫌々ベットから身体を起こした。
朝の5分はなんと早いことか。
「ふぁ~~ぁ」
大きなアクビをしたちょうどその時、携帯のバイブ音がした。
メールが来たのだ。
「このタイミングで?まさか?いや、ないな」
少し嫌な予感がしたが、それを振り払い携帯を手に取る。
メールして来た相手は、
美樹
嫌な予感が当たった。
文章は
『おはよう』
それだけだった・・・。
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