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仕事中でもメールの返信が遅れると催促のメールが来た。
『ねえ、さっきのメールまだ読んでないの?はやくお返事ほしいな』
また、ある日会社帰りに同僚と飲んでいると美樹からメールがあった。
『ご飯を作って待っているんだよ。今日は遅いね。いつ帰ってくるの?』
そんなこと知らなかった俺は、
『ごめん。同僚と飲んでるから今日は飯はいらない』
と返信した。
すると電話が掛かってきた。
「なんで?せっかく作って待ってるんだよ。
同僚ってダレ?
女なんでしょう?
あたしよりその女の方が大事なの?」
そんな美樹の行動は、重たく俺にのしかかった。
注意すると決まって美樹はこう言った。
「なんで?それは俊也さんを愛してるからなんだよ。
あたしは俊也さんが全てなの。
俊也さんはあたしを愛してくれてないの?」
そして泣き出すのだ。
耐えられなくなり、交際開始から3ヶ月ほどで、俺は美樹に別れを切り出した。
当然美樹は泣きじゃくった。
「あたしが悪かったなら謝るからそんなこと言わないで」
と。
だが俺の気持ちは美樹に戻ることはなかった。
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