第2章 I believed in……

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「鴉捕魔音…?」 聞いたことのない名前。 『開発者です。わたしとマノちゃんの』 答えるハノンの声は、画面に表示させる文字と同じくらい、淡々としている。 「ええっと……つまり、お前ら300年前からいんのか!?」 『そういうことだよ、少年』 パソコンの画面が、切り替わる。 映し出されたのは、マノン。 ニヤニヤと嫌な笑いをうかべ、意地悪な目でこちらを見ている。 画面に映し出された映像でしかないのかもしれないが、明らかに、見られている視線を感じる。 『嘘だよマノちゃん!!だって、わたし達の……』 『そのデータは、間違っている』 冷たい表情で、ピシャリとマノンは言う。 「は?なにがどうして…つか、なんでお前」 『マノちゃん、マスターの死亡は15年前で…』 『五月蝿い。片方ずつ対応させろ』 めんどうそうに言ったマノンの背後に、文字が新たに映し出される。
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