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「…………上総、ごめん。俺の我が儘だ。」
俺の叫びに、史弥の手が止まった。
やめてくれた。留まってくれた。
そんな風に思って、ほっとしたのか体の力が抜けた。
「………………だけど、俺がこの先1人で生きていく為の光が欲しいんだ………。
ーーーーごめん。上総。どうか俺を受け入れて。」
史弥はそう言うと、俺の下着をズラして下半身を剥き出しにし。
「ーーーーー史弥っ!」
あろうことか、それを口深く含んだ。
「ーーーー~~~~っ、はっ、」
初めての感覚。生々しい舌の動き。
腰に響くその快感。だけど、それより何より。それをもたらしているのが史弥だという現実が、俺の理性を飛ばそうとする。
「…………硬くなった。これなら、入るね………。」
力の入らない俺の上から史弥は降りて、自分のズボンと下着を脱いだ。
そして再び、俺の上に跨る。
まて、ちょっとまて。
「史弥……っ、そんなに簡単に入るわけが無い………っ。」
史弥は今、まさに自分の中に俺のを収めようと、後孔に完全に勃ちあがったモノをあてがっている。
「………大丈夫。準備してきたから。」
「ーーーーーーっ、」
準備、準備って。
お前、今日完全に俺に抱かれるつもりできたのか。
「上総は何もしなくていい………っ。
俺が………、俺がするから。」
「ーーーーーーんぁ………っ!」
ズンっ!と。まるでそんな音が聞こえてきそうなくらい。勢いよく、史弥は俺の上に腰を降ろす。
「……………………っ、」
声を出さず。だけど感じている事だけは表情を見れば分かる。
ユルユルと、腰を上下に動かす史弥。
その快感。そのもどかしさ。荒い息遣い。
「ーーーーーーっ、」
「ーーーーあっ、かず、さ…………っ!」
それらが、俺の理性を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。
俺は体を起こし、その勢いで史弥を押し倒し。
あんなにダメだと叫んだのに。
結局、もう、出るものはなくなってしまうまで、史弥を抱き続けた。
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