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「×××!×××!どこ?」
男は青年の名前を呼びながらふらふらと歩いていく。
いまにも人混みに紛れてしまいそうだ。
チッ、と舌打ちをする。
そして、気づかれないように男の背後の回ると、
「うっさい、バカ兄貴!」
と怒鳴り、男の腕を掴んだ。
「え、うわぁ!?」
そのまま男が振り向く間も与えず、ぐい、と腕を引き、まだ開いていた電車の扉に男を投げ入れた。
無人の車内に男が転がる。
それと同時にプシュー、と扉が閉じた。
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