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相変わらず物でごちゃごちゃしてて動きにくい部屋だ。
心なしかさっきよりも暗くなっている気がする。
手探りじゃないとどこになにがあるんだか全然わからない。
急に扉が開いたりするからなにかあったのかと思ったけど、これといって異常は……
「わったぁいっ!!?」
暗い中動こうとしていたせいか、なにかを踏んで転んでしまい変な声を出してしまった。
ガターンッと威勢のいい音が部屋中に響く。
さっきと同じところ打った……痛い……。
「もー、なんなのよーっ!」
カタン
「……?」
左手に当たった固い感触に視線を移すと、私の手の下には古びた時計が一つ倒れていた。
見たところカラクリ時計の類いのようだ。
……なんかこれ、知ってる気がする……。
気になってマジマジと見てみるが、かなり年季が入っているようでボロボロだし、どう考えても私が最近買ったものではないようだった。
辺りを探してみてもケースのようなものもなにも無い。
おばあちゃんに貰ったんだっけ?
でもこんなもの置いてたかなぁ……。
試しに振ってみると、中からカサカサと音がした。
なにかが入っているみたい。
だけど取り出し方がわからない。
ネジのようなものも無さそうだし……なにか開け方があるのかな。
「……どうしよう」
説明書くらいは、探せば出てくるかな。
ちょっと探してみようか。
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