一章

5/47
前へ
/693ページ
次へ
   そうだ、入り口が無理でも窓を壊せば……!  ……うん、で……どうやって?  素手で?  とりあえず、思いきり殴ってみる。 「っ~~!!」  やっぱり痛い。  超痛い。  窓の方はといえば、亀裂の一つも入ってはいない。  ……無理か。  当たり前だ。  第一……なんでこんなに暗いんだろう。  月も星もここからでは見えない。  建物の明かりも街灯すら無い。  ちょっと……暗すぎじゃ。  ……入り口も窓も開かない。  となるとやっぱり、なにかで壊すしか私には思いつかないわけだけど。  なにか、あるかな。  壊せそうなもの。 ・探索する(11頁へ) ・諦める(10頁へ)
/693ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加