第1章

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いや、まてよ? どう考えてもおかしくないか? 今更こんなメールが来るってのも不自然だが、アサミと最後に会ったのは確か……。 これは、手の込んだ妻の悪戯ではないのか? 俺は妻のリサにメールを打ち始めた。 彼女は、大手出版社の重役の娘でいわゆるいわゆる「逆玉婚」ってヤツだ。お陰で彼女を食わせる程度には仕事に困らない身になった。 リサはお嬢様育ちでワガママで外出好き。 俺が執筆で籠もってる時間が多いせいか、すれ違う時間が多くなっている。 俺に対する抗議というか、ちょっとした嫌がらせのつもりなのかもしれない。
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