スコール

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しかし、 流石にこの真夏の日中は、 自宅の勉強机に向かう気にはなれなかったの。 だって、 首筋を伝う汗が気になって、 鉛筆を握っていても勉強に集中出来ないじゃない。 あの『じとぉ~』っていう感触が嫌なの。 だぁ~かぁ~らぁ~、 何処に行くにも持って行くお気に入りのバックに、 筆記用具と夏休みの課題。 それにお財布と携帯電話を放り込んで、 この図書館に避難して来た、 っていう訳よ。
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