銀河鉄道の夜を読んだ夜に~第四章~

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僕の胸の鼓動が止まったあと、僕の魂は僕の体から抜けた。 お医者から「ご臨終です」と言われて僕を見守っていたお父さんとお母さんは泣き出した。 ごめんね。親不孝で。もう少し生きられると思ったけど無理だった。せめて、お父さんの朗読が終わるまでは生きていたかったよ。 僕は旅立つよ。きっとカムパネルラのいる天国へ……。
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