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ガラスも普通にすり抜けられた。
外は満天の星空だった。
雲もなくて、空気が美味しく感じられた。
死んだことなんかないのに、このまま空を見上げながら待っていればいいんだと僕は直感的に感じた。
病室の外で夜空を見ながら、ふわふわと浮いていると空から大きな光が降りてくるのが見えた。
僕は額に手を当てて、それを見つめた。
じっと目を凝らして、それを見つめる。
僕はおおっと声をあげた。
「もしかして銀河鉄道?」
僕の目に飛び込んできたのは黒い蒸気機関車が空から降りてくる様だった。
それは、僕の目の前に入口が来るように僕の前で止まった。
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