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聞きたい事はいっぱいあった。
普段の彼はどんな人?
どんなつもりで僕を呼びだした?
僕に会って何するつもり?
まさか
取って食おうって言うんじゃないよね――。
だけど聞いてしまうとそれこそ
走行中のリムジンから身を投げたくなるおそれもある。
だから車が屋敷に着くまで
僕は黙っていた。
「かずのこかイクラかキャビアかって言ったらキャビアだよね?君は?」
黙って和樹のたわいないお喋りに
ただ黙々とつきあった。
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