第11章 戯れるミツバチ ①

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「どうだった?僕の彼氏は――」 和樹が現れたのは翌日。 また早朝。 「……いっつも寝込み襲うのやめてくれないかな」 どうせ僕と別れた後 白馬の王子が向かったのは彼のところだ。 「食べるかい?おみやげのマカロンだ」 寝不足の ――そのくせ血色のいい顔して。 「いらないよ。朝っぱらから」 バニラの甘い匂い。 「いいや、今日は大目に糖分とっといた方がいいぞ?」 「へ?」 それ以上に甘い――小悪魔の笑み。
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