第11章 戯れるミツバチ ①

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「どういう意味?」 宝石のように並んだマカロン。 箱ごと僕のベッドに放り投げると 「ああ、うん……それは今から説明する」 不気味だ――。 血を吸う前のヴァンパイアみたいに 真赤な口元を二やつかせる。 「今夜は――君を招待する」 「え?」 ――嫌な予感。 「王様の部屋に」 「ええっ!」 ほうら きた。
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