第11章 戯れるミツバチ ①

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「――はぁ?なんだって?」 お昼過ぎ。 ホテルのテラスでランチをとりながら。 「だから今晩、天宮征司さんに呼び出されて」 「どこに?」 「天宮家に――正確には彼の部屋です」 「わお」 和樹に内緒で入手し直した携帯から 僕は涼介さんに電話をかけた。 「攻略法は?」 「そんなものあるかな」 なんでも 天宮征司と涼介さんは旧知の仲らしい。 「お願いしますよ。頼れるの涼介さんしかいないんです」 2人が並んでいるとこなんて 想像しただけでちびりそうだけど。
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