第1章

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それに、ジェラルドも玲奈の話に耳を傾けていた。 そして、優しく微笑んでいた。 彩音の家に着くと「ジェラルドありがとう。雅也また明日ね。玲奈、また学校でね」と言うと車を降りる。 雅也は「彩音、待って今僕も降りるから。それじゃジェラルド明日クラブで」と言うと雅也も彩音と一緒になって車から降りた。 彩音は目を見開いて、何故雅也が下りるのか分からなかった。 だが次の雅也の言葉で合点が言った。 「彩音、今日お邪魔していいかな」と言うのだ。 彩音は驚いたが「うちに来るんですか。何故」と聞く。 雅也は「彩音の家に遊びに行きたいなと思ってね」と言うと微笑んでいる。 その微笑みに彩音は、ドキドキするのを感じながら「いいですよ。何もおもてなしは出来ませんがどうぞ」と言うとワザとに作り笑顔を見せる。 雅也は「ありがとう」と言うと彩音の後をついて行く。
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