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彩音はあまりの驚きに言葉が出ない。
雅也に胸のときめきを感じていた。
しかし、それが恋というものかは分からない。
彩音は、このままここに居たら雅也のペースに、はまり込んでしまいそうになるとおもった。
本当に雅也は私が好きなのだろうか。
それとも何か思惑があるではないのか。
とりあえずは冷静になる事が必要だった。
彩音は「雅也、私、今こんがらがっているから、帰らせて、お願い。また明日ね」と言うと雅也から離れようとした。
雅也は一瞬力を入れて、彩音を抱きしめると彩音の頬に軽くキスをした。
そして、彩音から離れる。
彩音はまともに雅也の顔が見られない。
そのまま、雅也から離れて帰っていく。
彩音の胸はドキドキしぱなしだった。
部屋に帰った彩音は、冷静になろうとしたが、胸がざわつき始めていた。
何故、雅也はあんな行動に出たのか分からない。
深い意味があるんじゃないのかと思ってしまう。
単純に考えれば、ただ単に私の事が好きなだけなのかもしれない。
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