第1章

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雅也も、真剣になって「大丈夫です。彩音さんに離婚されないように頑張ります」と言う。 「おばあちゃん。私、絶対に離婚なんてしないよ。出来ないよ。きっと」と言う。 雅也は、恭四郎の前であることも忘れて、あまりの嬉しい展開に我を忘れて彩音に抱き付いていた。 その様子を見て恭四郎と、綾乃は笑っている。 「雅也、痛いわ。離して」と言う彩音の声も聞いていない。 雅也は「彩音、これで君は何も心配すること無いよ。おじいさんが君を花嫁として選んでくれたのだから、おじいさんの言う事は、絶対なんだよ。ぼくの事好きかい。僕は大好きだ」と雅也に言われて、 彩音は「雅也私も好きよ。おじいさんに言われなければ私、今日あなたと別れるつもりだったの」と言う彩音をみて雅也は 「ぼくは絶対にそれは受け入れないよ」と真剣な顔で言う。
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