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「そーなんだ、俺はてっきり莉緒ちゃんが駿河に興味があるんだと思ってさー。だから駿河も誘ってきたのに」
昼休みの時の、レオの“期待を裏切らない”という言葉の意味が分かった気がする。
レオは私のために駿河を呼んでくれたようだ。……余計なことをしやがって。
「いや、たまたまだよー」
「ほんとかなぁ」
レオの詮索を適当にはぐらかし、なんとかその場をやり過ごした。
そして、また近くの席の人と雑談しているうちに夕方になり、解散することになった。
「じゃあ、みんなまた明日ねー」
それぞれ、自転車や徒歩、電車を使って帰路につく。
私と同じ電車に乗るのは、美鈴となぜか駿河綾人の三人だった。
駿河は、私たち二人と距離を置いて電車を待っている。
気まずいのは気のせいだろうか。
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