第1章

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沓也は、急いでいた! 自分の余命があまりにも、短いと知ったので、夢を叶えたかった! 沓也の夢は、空飛ぶ家を作ること! しかし、現実はあまりに儚かった! とても、空飛ぶ家を作るまで、時間が足りそうにならなかった…! 「くそ!間に合わないのか!?」 沓也は悔しさを滲ませた! 沓也は、泣きながら、家に帰った! 働いても、働いても、夢が叶いそうになかった! ある日、沓也は寝ている時、夢を見た! その夢の中で、 「できた!夢が叶ったぞ!」 遂に、沓也は空飛ぶ家を作った! 沓也は嬉しくて、杏子を呼んだ!? しかし、杏子の返事はなかった! 「杏子!杏子ー!!」 夢の中で、沓也は一人だった! 美佳もいなかった! 沓也は自分の体がフワッと浮くのを感じた…。 「そうか!僕は空を飛ぶんだな!!」 沓也は嬉しそうだった! そのまま、沓也は天国にいってしまった…! 次の日、杏子がふと、沓也が起きてくるのが、遅いと起こしにいった。 沓也は穏やかな顔をして、動かなかった。 沓也は、帰らぬ人になってしまった…。 「あなた…」 杏子は、そこで泣き濡れてしまった。 -20年後- すっかり、美佳は大人になっていった! 父親の沓也のことは、残念だったが、美佳はすっかり美人な大人になった! 好きな人もいて、人生順風満帆だった。 美佳はお墓参りに行った! それは、沓也の墓だった。 「お父さん、元気?私は、元気だよ!」 美佳は、沓也に挨拶した! 空は青く、飛行機雲がかかっていた…。 沓也は、天国で幸せそうだった!
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