第2帖

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「この漫画知ってます、でもこれ持ち出し禁止じゃないですか」 「いーの、これ俺のだもんね」 ニカッと笑うと先生はドアを開けて私を放り出した。 「じゃあまた」 こんな先生ってアリなのかな。 そんな余分なことを考えていられる時間じゃない。 教室からかばんを取って下足室に行くと少し不機嫌なアヤと笑顔のハルちゃんがいた。 「カオちゃーん!速く!ブラックリスト載っちゃう」
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