第2帖

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翌朝、見事に寝坊した私だが、それでも待っていてくれるアヤとハルちゃんに感謝する。 「お前どうせまた本読みあさってたんだろ?」 「和樹、今は怒ってる場合じゃないって!あと5分しかないよ!この電車乗り遅れた瞬間遅刻決定だし」 私を引っ張って走ってくれるのはいいが、運動オンチな私の足がもう既に皮が剥けております… 「ふぅ…、なんとか間に合った…」 息つくハルちゃんと無言で私に絆創膏を貼るアヤ。 「お前これどうやったらこうなんだよ」 「あっ!カオちゃんごめんね?!」 「いいのいいの、こんなの全然…痛…く…ない…」 何故か救急セットを持っているアヤに消毒液をかけられて顔を歪める私に泣きそうになるハルちゃん。
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