第1帖

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「スズメの子は伏籠に入れておかないと、ね」 『あんたなんかここから落ちて死ねばいいのにね』 脳内をエンドレスでリピートするのは悪意に満ちた声。 「どいて下さいっ!」 恐怖で思わず突き飛ばした相手は。 「君、名前は?」 「名前ですか…?佐倉香です」 「俺は花澤薫。カオル同士よろしく」 センセイだった。
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