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みゆき:犯人逮捕出来たんですね
みゆきちゃんは私ににっこり微笑みかけてくれた。
栞:みゆきちゃんが、話してくれたから、逮捕出来たの
私も微笑み返しみゆきちゃんを抱きしめた。
栞:もう大丈夫そうね、高見さんと普通に話してたし
私の言葉にみゆきちゃんは頷いた。それを見て私はみゆきちゃんを離した。
栞:みゆきちゃん、私警察辞めるね
みゆき:えっ
私はみゆきちゃんに、正直に全てを離した。
みゆき:そうだったんですか
私は下を向いた。
栞:そろそろいくね
私はみゆきちゃんの病室を後にし、夏美さんの病室に行こうとしたが、携帯が振動してる事に気がつき、使用可能エリアに行き、ディスプレイを確認した。
栞:もしもし?
(電話)総監:今から来れるか?
電話の相手は父だった。私は一呼吸置いてから返事をした。
栞:分かりました、向かいます。
それだけを言うと、私は電話を切り、車に乗り込み、警視庁に向かった。
栞:どうなるかな
警視庁に着くと、私は受付に挨拶をし、総監室に向かった。
栞:コンコン、失礼します
私はノックしてから部屋に入った。中にはお父さんしかいなかった。
総監:これは返す
そう言って父は退職届けを机の上に置いた。
総監:処分はなしだ
お父さんは簡単に説明してくれた、その内容に納得するしかなかった。私は一礼してから部屋を出た。
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