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村雨:分かりました
しばらくの沈黙の後、村雨君は答えた。
栞:村雨君・・・・・
私は悲しい目で見つめた。
村雨:栞、行こう
村雨君は立ち上がった。私は中々立ち上がれなかった。
総監:栞行くんだ、俺たちの仕事は罪を犯した犯人を捕まえる事だ
父の言葉にわたしはみゆきちゃんや、広域捜査課のみんなとの約束を思い出した。
栞:分かった、行ってくる
私はようやく立ち上がった、村雨君も安心したようだ。
総監:あいつの現住所が分かり次第メールする
私は父の言葉に頷き、総監室を後にした。
栞:村雨君はどうして平気なの?
私は総監室を出て、しばらくしてから声を掛けた。
村雨:平気なわけないだろ
村雨君も気になっていて、少し怒鳴られた。車に乗り込むと、二人でため息をついた。
栞:そうだよね、ごめん
村雨:いや、すまなかった
私は少し落ち込んだ、私も覚悟決めとかないといけないと思った。
栞:私も覚悟決めとかないと
それだけ呟くと、私は車を走らせた。
村雨:次はどこ行く?
しばらく車を走らせると、村雨君が問いかけてきた。
栞:取り敢えず、聞き込み行こう
私は現場の公園に向かい、車から降りた。
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